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つまらなくはないさ

そこに関わった人がいたんだから
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Fushigi no Dungeon 2: Fuurai no Shiren
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Kowloon's Gate
Kowloon's Gate

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クインテット三部作の中ではあくまでシンプルという立ち位置に。シナリオが他の作品に比べてそれほどダークなものではなく, アクションの幅も限られているために少し物足りなく感じてしまう人もいるかもしれません

しかし実際にプレイしてみればシナリオの面白さと, RPG に必要な探索要素, 自分でストーリーを開放していく楽しさを十分に感じられるはず。クリアだけならそれなりに簡単ですが, 隠し要素も多くて遊びごたえはそれなりにあります

アクション面でみると魔法の扱いにくさが少し難点でしょうか。アクションゲームとしては簡単なので, 意外とゴリ押しでクリアできてしまいます。そうすると魔法の存在意義が少し不安定なものに・・・

隠し要素の中にはかなりわかりにくいものもあるので, そこがちょっと残念です。攻略情報なしで, 完全クリアを目指すひとはかなり苦労すると思います

音楽はタケカワユキヒデ氏が監修しており, 文句なしに素晴らしい。他の「三部作」と共通する BGM もあるので, 既プレイヤーはニヤリとすること請け合いでしょう

シレン入門におすすめの作品です

難易度はそこまで高くはなく, 本作で新たに追加された祝福システムも十分完成されていると思います。クリアだけであればシレンシリーズ中もっとも簡単と言えるほど。クリアまでならプレイ時間は10時間程度でしょうか。ただし, 追加ダンジョンの中には正直バランスがあまり取れていないものもあるので, 腕に自身のあるひとはチャレンジをしたいところ

ゲームボーイカラー専用ソフトでありながら映像表現にこだわりを見せています。ダンジョン/モンスターの数ともに多く, ボリュームもたっぷり。ローグライクゲームでは凝ったシナリオは不要と言われることもありますが, 本作は短いプレイ時間の中で簡潔にまとまっていると思います

難点はプレイ環境を整えるのが大変で, ゲームボーイカラー専用ソフトなので実機であればゲームボーイカラー本体で遊ぶか, ゲームボーイキューブのゲームボーイプレイヤーでプレイするしかありません

初めに言っておくとこのゲームは名作と言われるものではありません

日本語の評価を眺めているとこのゲームを「奇作だ」といっている人がいるようです。「奇作」とは名作ではないがゲームの中に素晴らしく光るものがあり, かつ他のゲームでは一切見られないものを表現する際によく使われるようです

数年前。私がゲーマー知人の何人かに勧めたところ, 全員から芳しくない評価が返ってきました。評価内容は他のレビューが語っているものとだいたい同じなので繰り返しは避けますが, システムやシナリオ面での不備や粗が目立つようです

では, このゲームは面白くないのでしょうか? このゲームが駄作であれば, 私は当然ひとに勧めていません。当時から, 私はゲーマーを自認する方々に「とりあえずプレイしてみたら」と言うようにしています

本作の場合, 人のプレイを眺めるのではなく, 自分で体験することで何かを感じることができるはずです。何も感じないのであればそれで終わり。あなたには合わなかったということなのでしょう。システムに不満はあるかもしれないし, 場合によっては画面酔いすることもあるでしょう。重大なバグが2つあり, ゲームが詰んでしまうこともあるかもしれません。ですが, 忍耐強くゲームをクリアしてほしいと強く思います

プレイする前に一点。このゲームは主に日本語が使われています。正確には日本語以外にもいくつかの言語が使われていますが, 特に日本語のリスリングが重要になります。ムービー中に日本語音声が流れてきますが, 字幕は一切ありません。もし完全にこのゲームを体験したいと考えるのであれば, 日本語音声を字幕にしつつ理解できる程度には, 日本語を勉強することをおすすめします(現代では様々なツールがあるため, 日本語音声を字幕化することはさほど難しくないと思われます)

初めにこのゲームは奇作と言われているという話をしました。現代では多くのゲームがあり, それぞれに強い個性があります。その中でこのゲームだけがもっている個性を探すのは, 現代では難しいのかもしれません。ところで私がプレイした7年前, とあるゲーマーに勧められるがままに購入し, 以来ぶっ続けで1週間。頭を悩ませながらプレイした感想は「は?」でした。しかし, ゲームをクリアしてからずっと, このゲームのことがトゲとなり自分に刺さっているのを感じます

最悪も最善も, 体験して確かめてみてほしいと思います